ほべつカンロ「ともりん」初出荷・初せり

　むかわ町穂別地区では特産品のほべつカンロ「ともりん」が初出荷を迎え、6月7日に苫小牧市公設地方卸売市場で行われた初せりでは、秀品３Ｌサイズに一箱1万5,000円の最高値がつけられました。

　今年初出荷されたのは、むかわ町穂別地区の小林朋導さんと中村由美さんがそれぞれ栽培した計7箱（一箱8キロ）で、合わせて5万1,000円で落札され幸先の良いスタートとなりました。

　中村さんは「今年は生育段階から平均的に気温が低く、温度管理が難しかった年ではあったものの、糖度の高いカンロを出荷することができてよかった」とほっとした様子。

　ほべつカンロ生産部会では今年、生産者21戸で約3.3ヘクタールを作付し、6月下旬から7月上旬にかけて出荷のピークを迎える見通しで、9月上旬までに1万6,000箱の出荷を予定しており、販売額は4千2百万円を計画しています。