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浅野勝善氏 春の叙勲伝達式執り行われる

2021年07月29日

(㊧から、宮坂町長、谷内局長、浅野氏、渡部厚真町議長、宮田組合長)

 6月24日、厚真町役場で北海道胆振総合振興局の谷内浩史局長よりJAとまこまい広域名誉組合員の浅野勝善氏(80歳 元JAとまこまい広域代表理事組合長)へ旭日単光章受賞に伴い表彰状及び勲章が手渡されました。新型コロナウイルス感染症拡大により、緊急事態宣言が北海道内に発令されたことを受け延期されていた伝達式が執り行われ、ようやく浅野氏の下に届けられました。
 受賞に当たり浅野勝善氏は「北海道胆振東部地震では多くの方々が被害に遭い、多くの尊い命が厚真町では失われてしまいました。見た目には復興を遂げる一方で、いまだに癒えぬ傷に苦しんでいる人たちがいる中で、この受賞を手放しで喜べる状況ではないが、厚真町にカントリーエレベーターの建設や現JAとまこまい広域の合併(1市5町による合併)等、将来に対しての頑張りが認められ、組合員・JA職員・行政職員等、皆さまの後押しに感謝し、皆さんを代表して拝受することとしました」と受賞に対する感謝の言葉を述べました。
 宮坂尚市朗厚真町長からも「旧厚真町農協の理事から始まり、JAとまこまい広域の合併委員長を務めるなどお疲れ様でした。また、厚真町の農業振興にご尽力頂きありがとうございました」と労いと感謝の言葉が送られました。
 平成10年に旧厚真町農協の組合長に就任した当時、新食糧法に移行し良質米生産を推進する一方でロットの集約が課題となっていた厚真町・安平町・むかわ町の胆振東部3町で生産された高品質米を厳しい基準で選別したブランド米「たんとうまい(胆東米)」を誕生させるとともに、厚真町における1万トン規模のカントリーエレベーター(たんとうまいステーション)の建設に尽力した他、平成12年には胆振東部7農協の合併推進委委員長として、不良債権や財務問題等の山済みの課題を乗り越え、平成13年2月に胆振東部6農協(白老町、苫小牧市、早来町、追分町、厚真町、穂別町)で構成された「とまこまい広域農業協同組合」が発足し、初代代表理事組合長に就任しました。発足後も不良債権処理や財務の健全化に取り組み、組織の経営基盤の安定化に尽力し、広域合併の実現に漕ぎつけ、合併後の組織整備を強化し安定的な農協経営が確立され、地域農業や組合員の経営安定に大きく貢献したことが認められ、この度受賞を果たしました。

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