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厚真産ハスカップ初出荷・初競り

2019年07月01日

初競りで挨拶をする長谷部会長

 ハスカップは近年、アイスやお菓子の原料としての需要が高まっていました。しかし、昨年発生した胆振東部地震により土砂崩れや地割れに見舞われたことで、厚真町ハスカップ部会員対象の調査では24.7㌶の内、8.13㌶ 約3分の1が被害を受けたことに加え、さらに今年は収量が少ないとされる裏年、また作柄不良が顕著であることから今年の出荷量は平年より5㌧ほど減収の9~10㌧となる見込みのようです。
 厚真産ハスカップの初競りが24日、苫小牧市公設地方卸売市場で行われ、29戸が321ケースを出荷しました。初競りでは、最上級規格の特A大1パック(300㌘)の最高値が1,600円(昨年は1,000円)と復興支援の意味も含めて過去最高の価格が付き、競りの総額1,122,800円で取引され幸先のよいスタートとなりました。また今年は5月の降水量が平年を下回った影響により、小粒だが好天に恵まれ味は良好のようです。
 JA担当者は「昨年の地震で多くのハスカップが被害を受け、今年の出荷量も大幅に減少する見込みとなっているが、今年のハスカップは味がとても良いので多くの方に食べてもらえるとうれしい」と話しました。

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