厚真産ハスカップ初出荷・初せり

　厚真町の特産品である「厚真産ハスカップ」が初出荷を迎え、6月28日に苫小牧市公設地方卸売市場・丸一苫小牧中央青果㈱で行われた初せりでは秀品に相当する特Ａ大１パック（300グラム）に1,000円の最高値がつきました。

　今年初出荷されたのは20戸の生産者がそれぞれ栽培した200ケース（1ケース4パック入り）で、合わせて76万6,800円で落札され幸先良いスタートとなりました。

　厚真町は日本一の栽培面積を誇るハスカップ産地で、同町の独自品種「あつまみらい」と「ゆうしげ」はともに大粒で糖度12度以上の出荷基準を設けており、甘さが魅力です。

　JAの担当者は「天候不良と強風の影響が懸念されたが、初出荷を迎えることができてよかった。生産者が手間暇かけて大切に育てた厚真産ハスカップをぜひ多くの消費者に味わってほしい」と語りました。

　厚真町ハスカップ部会では今年度、生産者104戸で24.5ヘクタールを栽培し、出荷量は16トンを見込んでいます。