ニュース&トピックス

震災復興施設へ南瓜の受け入れが始まる

2021年09月21日

(初入庫となる南瓜)

 JAとまこまい広域は8月27日、厚真地区農産物集出荷貯蔵施設へ南瓜の受け入れを開始し、60㌧が入庫しました。
 同施設は、2018年の北海道胆振東部地震で農業倉庫が被災し、町より全壊判定が下されたことを受け、代替えとして建設されました。旧施設は管内の主要農産物である米の保管場所に使用されていたことから、新たな保管場所の確保が喫緊の課題となっていました。併せて近年作付面積が増加傾向にある南瓜の労働力軽減と品質安定化のために、令和元年度中山間地域所得向上支援事業(町事業名:令和元年度農産物集出荷貯蔵施設整備事業)を活用し、2020年7月1日に着工をはじめ、2021年2月26日に竣工を迎えました。
 JAでは、その他の施設も全壊等の判定を受け、行政や各関係機関より多くの支援を受けながら修繕及び整備が進められてきましたが、本施設の完成を以てすべて完了となりました。
 延べ床面積1,700㎡(内、下屋287.5㎡・常温庫562.5㎡・低温庫850㎡)で常温庫及び低温庫を完備し、常温庫には8月~11月頃にかけて南瓜が保管され最大233㌧を貯蔵。その他の期間では、約690㌧の米の保管が計画されています。低温庫には通年米が保管され、約910㌧の貯蔵が見込まれます。
 南瓜の受け入れに先立ち、3月の竣工式後すでに前年産米が入庫されていますが、今年度産米は9月中旬頃より本格的に収穫が開始され、乾燥調製が行われ次第随時保管される計画となっています。

ページトップへ