農事組合法人「らくのう」デントコーン収穫作業始まる
2021年09月21日
農事組合法人「らくのう」(谷口隆昌組合長)によるデントコーン収穫作業が8月24日から谷口組合長の圃場を皮切りに始まりました。苫小牧地区・早来地区・厚真地区21戸の構成員から321㌶の面積を受託し、10月中旬まで行われる予定です。
自走式ハーベスタで刈り取られ細断されたデントコーンは、大型ダンプで堆積場へ運ばれ、専用の機械でチューブバックに圧力をかけながら詰込まれ約1~2カ月をかけサイレージへ調整されます。そのため踏圧作業が不要となり作業時間が従来より短時間で終えることができます。今回取材した苫小牧市にある溝口牧場では「1週間かかっていた収穫が同法人へ委託するようになり、2日間で終えることができるようになった」と話してくれました。
作業面積も平成27年に同法人が設立された当初の213㌶から徐々に増加しており、委託する生産者は「この法人が設立したおかげで、適期収穫ができるようになり餌の品質が向上した。」と話すほど、重要な存在となっています。
同法人は自走式ハーベスタ等の大型機械を導入し協同利用し、農作業効率と労働生産性の向上と地域農業の安定的な経営を図ることを目的に平成27年に設立されました。6月のグラスサイレージの収穫作業を始め、簡易耕起及び整地作業と播種作業の取り組みも行っています。