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苫小牧・追分・厚真の3地区でお盆需要向け花卉出荷最盛期迎える

2020年08月17日

 JAとまこまい広域では7月下旬~8月上旬にかけて、お盆需要に向けての花卉出荷の最盛期を迎えました。当JAにおいて平成13年に1市5町の広域合併をして以来、旧JAから続く生産組合及び部会の3団体、苫小牧花卉生産組合(苫小牧の花)・追分花卉生産組合(おいわけの花)・厚真町花卉部会(あつまの花)が現在もそれぞれ活動しています。3団体とも作付け品目は異なりますが、8月のお盆需要・9月の秋彼岸をメインに出荷しています。

「苫小牧花卉生産組合」(苫小牧の花)
 苫小牧花卉生産組合は3戸の生産者で構成され、5月中旬から11月中旬にかけて出荷されています。お盆用出荷には主に小菊・グラジオラス・ソリダコが作付けされ、札幌・旭川・小樽・苫小牧の市場などへ出荷しています。
 苫小牧花卉生産組合の齋藤謙吉組合長は「今年は、小菊が例年より1週間ほど前進出荷となっていて需要期には出荷が大方終了してしまうかもしれない」と話しました。しかし価格においてはコロナ禍の影響で懸念されていますが、今のところ前年より高値で推移しており「このまま価格が崩れず進んでくれれば」と期待を込めて話してくれました。

「追分花き生産組合」(おいわけの花)
 追分花き生産組合は2戸の生産者で構成され、4月下旬から11月中旬にかけて出荷しており、主にお盆出荷にはトルコキキョウ・鉄砲ユリ・カスミ草などが、札幌市場などへ出荷されています。
 追分花卉生産組合の富永勝利組合長は「当初はコロナ禍で販売を心配していたが、価格が崩れることなく推移していて安心している」と話しました。また追分花きの組合員の水橋勉は「コロナ禍で自宅にいる時間が増えているので、食卓などにお花を飾って頂き癒されてほしい」と話しました。

「厚真町花卉部会」(あつまの花)
 厚真町花卉部会は18戸で構成され、5月の田植え最盛期を除き通年出荷がされています。お盆用出荷には主にカーネーション・マム(洋風菊)が作付けされ、道内では札幌・旭川・苫小牧、道外では東京・名古屋・北九州・沖縄へ出荷しています。
 厚真町花卉部会の桐木洋光部会長は「コロナ禍の影響で輸送運賃が割増になり厳しい状況ではあるが、お花をお買い求めて頂いているお客様のためにも良品質なお花を提供できるように部会一丸となって、コロナに負けず努力していきたい」と話しました。

 

(苫小牧の花)

(箱詰めされ出荷される「苫小牧の花」)

(小菊の撰果作業)

(収穫された切花)

 

 

 

 

 

 

 

(おいわけの花)

(箱詰めされ出荷される「おいわけの花」)

(鉄砲ユリの撰果作業)

(ハウス一面に咲くトルコキキョウ)

 

 

 

 

 

 

 

(あつまの花)

(箱詰めされ出荷される「あつまの花」)

(収穫され撰果場に敷き詰められた花卉)

(開花の具合を見ながら収穫)

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