ニュース&トピックス

地酒「あつま川」販売スタート 厚真町の復興を祈願

2019年12月27日

 

 厚真町では農協や商工会などで組織する「厚真の地酒頒布会」によって2015年から取り組んでいる地酒「あつま川」の復興祈願とお披露目会が25日に、厚真神社にて執り行われました。  

 「あつま川」は同町の生産者2戸が栽培した厚真産酒米「彗星」を新十津川町の金(きん)滴(てき)酒造で醸造しており、地下から汲み上げた弱軟水を使用し、精米歩合50%以下まで削り上げ豊かな味わいと風味をもったやや辛口で、スッキリとしたのど越しの純米大吟醸として仕上がっています。  

 今回は新ラベルを採用し、新たに桜のデザインと復興祈願の文字を追加しました。桜のデザインは、JAとまこまい広域として合併する厚真町農協時代から「さくら米」というネーミングで差別化を図り現在まで販売しています。この伝統ある桜のデザインを復興の願いを込めて「あつま川」のラベルに取り入れました。  

 720ml換算で2,000本の販売計画で、令和元年12月26日から生原酒が販売開始されています。JAとまこまい広域Aコープ厚真店ほか、町内3商店のみで購入可能で、清酒は令和2年1月中旬の販売を予定しており、売上の一部は昨年の地震で大鳥居や社殿へ大きな被害を受けた厚真神社へ寄附されます。頒布会の事務局長は「あつま川を通して、厚真町の復興が進むことを願っている」と述べました。

 

(酒造所をはじめ関係機関者ら)

(新たに復興祈願と桜のデザインを追加)

 

ページトップへ