JAとまこまい広域は23日、厚真町上野に新設した施設で、平成22年産の水稲種子の温湯消毒を始めました。
水稲種子の温湯消毒は、JAとまこまい広域が今年から新しく取り組む消毒方法。60℃の温湯に種子を10分間さらし、水と温度で水稲の病原菌を消毒する技術で、農薬を使わないことが最大の特徴です。「いまやクリーン農業は当たり前の時代。可能な限り農薬を減らし、安心して食べられる安全な米の生産に寄与したい」と担当者は話します。
60℃のお湯で消毒される種子
試験操業となった23日は機械のテストもかね、3,000kgのななつぼし種子を消毒。機械の調子を伺いながら、全体の流れや人の動きを確認しました。温湯消毒の温度と時間はすべて機械で管理されていますが、「消毒時間は厳しく管理する必要がある。トラブルを起こさないよう、常に気を配らなければならない」と、現場責任者は厳しい目を見せます。また、「消毒から播種まで1ヶ月以上ある。消毒後はすぐに乾燥状態に戻し、水分管理も徹底して行う」と話しました。
JAとまこまい広域では3月下旬までの約1ヶ月間で、約87トンの水稲種子を温湯消毒する予定です。