昨年は夏から秋の長雨・日照不足などの天候不順により、米においては胆振の作況指数92。畑作物は、秋小麦が壊滅的な打撃を受けるなど平年作を大きく下回りました。
そ菜園芸は早掘り馬鈴薯は好調だったものの総じて収量価格共に平年を下回る結果となりました。
畜産では、和牛素牛や豚枝肉価格が低価格で推移し、酪農においても飲料乳の消費が低迷するなど販売取扱計画100億円に対し90億円の見込みとなっております。
加えて雨が近く農作業が順調に行えないなど生産者にとっても苦労が多く、農協経営にとっても取扱手数料の大幅減少で厳しい年となりましたが、クミカンの精算対応には行政にも協力をお願いしながら、利子補給措置を講じるなど組合員の営農継続に向けて対応致します。
「都市と農村の共生」「地産地消」を推進するため、毎年開催してきた「農業フェア」も回を重ねるごとに参加者も増え、地域住民の理解も深まってきています。
白老牛銘柄推進協議会も活動を開始致しました。
苫小牧市内のホクレンショップで実施している「もぎたて市」も好評です。
昨年10月オープンのウトナイ道の駅でも模擬販売致しました。
たんとう米、地場産小麦粉や麺製品、白老産牛肉ハンバーグ、美苫なども販売中です。
政治経済動向では昨年8月の総選挙において、自民党政権から民主党政権に移行致しました。当地域では農業者の高齢化と担い手の不足など、地域農業の構造変化が続く中で、農地制度改革や食料・農業・農村基本計画の見直し、戸別所得補償制度の導入など、農業政策の大転換期を迎えております。
我が国の景気は失業率も高水準にあり、世界の金融危機に端を発する経済混乱の影響を脱しきれない状況にあります。また、WTO農業交渉やEPA・FTA交渉の決着に向けた動きも模索されております。
こうした中で、昨年11月に開かれた第26回JA北海道大会と連動し北海道農業が保有する潜在能力をフル発揮して、農業者農業生産に意欲的に取り組むことができるための農業所得の拡大に取り組んでまいります。
本年はJA創立10周年目を迎える節目の年であり、10月には安平町において第13回全日本ホルスタイン共進会が開催される記念すべき年でもあります。
組合員の皆様がJAに結集され、役職員と一丸となって邁進することをお願いしながら、豊穣の秋と皆様のご健勝を心よりご祈念申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。